No |
発生年月 |
事故の 種別 |
事故概要 | 原因 |
再発防止対策 |
1 | R3.10 | 波及 |
前夜の落雷により、PASのGRが動作し事業場内が停電した。当日朝から停電復旧のため、絶縁抵抗測定等の点検を行ったが異常は見当たらなかったため、PASを投入したところ、再度、GRが動作した。そこで、もう一度点検を行うため、LBSを開放し、電話でPAS操作者にPASの操作を行わないよう指示したところ、聞き間違えて、PASを再投入したため波及事故となった。(LBSの開放によりGRの電源が確保されていなかった。また、事故点(高圧ケーブルが絶縁破壊していた)が残ったままだった。) |
故意・過失(作業者の過失) | ・今後は、確認作業を複数人で行うなど、誤認が発生しない体制を整える。 |
2 | R3.11〜12 | 波及 |
雷によりPASが損傷したため、波及事故となった。(4件) | 自然現象(雷) | ー |
3 | R3.12 | 波及 |
受変電設備工事のため、常用及び予備回線のPASを開き場内を停電したのち、作業を開始した。このとき、作業用接地は受電用遮断器(状態は「切」)の1次側に取り付けた。 その後、工事用の仮設発電機で送水ポンプを運転しようとしたが動かないため、系統の全停電検知が原因と考え、常用線PASを工事業者に連絡せずに投入したところ、受電用遮断器の1次側に取り付けた作業用接地が原因で、波及事故となった。 |
故意・過失(作業者の過失) |
・作業用接地の取付位置(受電用遮断器2次側)を手順書に明記する。また、取付位置を現場で確認する。 ・作業計画を変更する場合は、作業を中断し、電気主任技術者の監督の下、監督員と現場代理人で協議を行い、現場で変更内容を確実に確認する。 |