No |
発生年月 |
事故の 種別 |
事故概要 |
原因 |
再発防止対策 |
1 | R1.8 | 波及 |
落雷の影響で、キュービクル内のLBSの電力ヒューズが溶断して停電した。原因調査後に復電作業のため、キュービクル送りのLBSを投入したところ、高圧ケーブルが絶縁不良であったためLBSのDGRが動作したが、LBSは動作不良で開放しなかった。また、PASのDGRも故障により動作しなかったため、波及事故となった。 |
故意・過失(作業者の過失) |
・雷によりPASのDGRの故障が疑われる場合は、送電前に制御回路点検を実施し、保護装置が正常か確認を行う。 ・復電作業では、瞬投操作による送電を徹底する。 |
2 | R1.9 | 感電 |
新設工場建設現場で請負業者が高圧配線工事を実施していたが、被災者は停電している高圧配電盤でケーブル貫通部の底板閉止作業を行っていたところ、左手が隣接する高圧配電盤の充電部に接近しアークにより感電した。 請負業者の現場代理人は、設置者の電気工事担当者から充電部の説明を受けていたが、直接の作業者に周知できておらず、被災者は充電された端子が停電していると思い込んでいた。 また、請負業者の現場代理人は、作業前に作業範囲の検電は行ったが、隣接する列盤は作業範囲外と考え、検電しなかった。 |
感電(作業者) 作業準備不良 |
・高圧活線近接作業前にミーティングを行い、充電部分の説明が作業員全員に伝達されているか、設置者の電気工事担当者が確認する。 ・主任技術者または代務者は、高圧活線近接作業前に作業中に接触する恐れがある範囲に露出した充電部がないことを検電器で確認する。 ・送電中の盤を明確にするため、作業者の見やすい盤の裏側に「端子充電中」の表示を追加した。 |