No |
発生年月 |
事故の 種別 |
事故概要 |
原因 |
再発防止対策 |
1 | H31.3 | 感電 |
年次点検時に、被災者が充電部と非充電部が混在する高圧母線連絡盤で清掃を行う際に、充電された端子部に触れ、感電負傷した。 作業前のミーティングで充電部混在盤があることは周知していたが、現場確認はしておらず、被災者は同盤内に充電部があることを認識しないまま、非充電部のみを検電し、充電部の検電を実施しなかった。 |
感電(作業者) 作業方法不良 |
・作業前に充電部混在盤を現場で確認、必要時以外の施錠、検電時の立会いなど、作業手順を改善する。 ・系統隔離操作票作成打ち合わせは、作業内容や停止・充電範囲など事前に現場で確認図と照合確認をして見落としのないよう作業準備を改善する。 ・新たに停止確認図を作成して充電・停止箇所の明確化を行うなど、管理図面を整備する。 |
2 | H31.3 | 波及 |
天井ボードの取外・取付作業に伴い、キュービクル内の計器用変圧器(VT:6VA)の2次側配線を、ビスにより損傷したことで地絡し、地絡電流(15Aのブレーカーは不動作)によりVTが焼損した。 この焼損によりVTの1次、2次巻線間が短絡し、高圧地絡事故となった。また、VTの焼損によりDGRの電源が喪失したため、PASが開放せず波及事故となった。 |
故意・過失 (公衆の故意・過失) |
・月次点検等の問診に対し、各種工事の計画について相互に確認し、電気保安業務担当者がその内容を精査し、工事実施業者に対し作業準備及び作業方法について必要な指導・助言のもと取り組む。 ・15Aのブレーカーの2次側に0.1A程度のヒューズを接続し、VTの焼損を防ぐ。 |