平成30年度全国鉱山保安週間によせて

                            中部近畿産業保安監督部長 磯部 隆


 各鉱山におかれましては、常日頃から鉱山保安行政及び鉱山保安確保に対し御理解と御協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
 今年も全国鉱山保安週間(7月1日~7日)を迎えることとなりました。これは、「国民安全の日(7月1日)」に合わせ、鉱山における自主保安活動を推進し、保安意識の高揚を図ることにより、鉱山における災害及び鉱害の防止を図る機会として、また、広く国民の皆様に鉱山保安に関する認識と理解を深めて頂く機会として、昭和25年度から経済産業省(当時は通商産業省)が毎年実施しているものです。
 中部近畿産業保安監督部といたしましては、この全国鉱山保安週間の機に、鉱山関係者の皆様の一層の保安意識の高揚を図るため、全国的に実施している保安標語の他、独自にこどもを対象とした標語や絵画の募集及び優秀作品の掲示を実施してまいりました。今年も募集を行ったところ、保安標語一般の部では608作品、保安標語こどもの部では97作品、こども絵画では前年比3倍の29作品の応募を頂きました。鉱山のある地域のこどもや住民の方々にも鉱山保安への関心を持って頂くことは、鉱山保安を推進する上で有意義であり有難く思っています。応募作品については厳正な審査を行った結果、保安標語一般の部において最優秀賞1作品、優秀賞2作品、佳作7作品、保安標語こどもの部において優秀賞10作品、こども絵画の部において優秀賞11作品が選ばれました。これらを掲載したポスターを作成し、各鉱山や関係団体等へ配布いたしましたので、保安意識の高揚に活用して頂ければと思います。
 また、全国鉱山保安週間を中心に当部においては、業界団体と共催にて保安標語一般に対する表彰を行うほか、保安意識が高く当部に対して講師の派遣依頼のあった鉱山や災害が多発した鉱山に出向き、近年の災害の特徴と対応策、災害事例及び廃水管理等の鉱山保安に関する講話を実施することとしております。
 各鉱山におかれましても全国鉱山保安週間において、保安パトロール、安全祈願祭、保安表彰のほか、地元警察等による講演や地元消防との消火訓練等の活動を積極的に実施される予定と承知しております。全国鉱山保安週間の趣旨を御理解頂いたうえでの、こうした幅広い取り組みに深く感謝いたします。
 鉱山における災害は、当部だけではなく全国の統計分析からも、リスクマネジメント手法の導入を進めた鉱山ほど少なく、保安水準が向上する傾向が見られます。当部としましては、その導入の働きかけに引き続き取り組むとともに、導入を進展させている鉱山には実情に応じてより最適なシステムとなるよう、実施方法の助言や情報の提供等に取り組んでまいります。各鉱山におかれましても、全国鉱山保安週間を機に鉱山保安マネジメントシステムの導入促進の取り組みを強化して頂くことを期待いたします。
 最後になりましたが、各鉱山におかれましては、全国鉱山保安週間を機に改めて保安体制の向上や確認、また安全意識の徹底につとめられ、鉱山災害の撲滅に向け、なお一層、安全最優先の文化を築き上げられること祈念しまして、私のメッセージといたします。ご安全に。


                                          (以上)

 
  • [問い合わせ先]
  • 中部近畿産業保安監督部
  • 鉱山保安課
  • 電話:(052)951-2561(直通)

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